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NADE関東甲信越支部ディベートメールニュース -No.131-

◆◆◆=== NADE関東甲信越支部ディベートメールニュース -No.131-===◆◆◆
http://nade-kanto.info/2012OED/
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==CONTENTS============================================================
☆ 第11回関東甲信越地区中学・高校春季ディベート大会のお知らせ ☆
★第13回関東甲信越地区中学・高校秋季ディベート大会アンケート★
====================================NADE Kanto-Koshinetsu Mail News==
━☆ 第11回関東甲信越地区中学・高校春季ディベート大会のお知らせ ☆━━

今年も、春季大会を開催します。この大会は夏に開催予定の「全国中学・高
校ディベート選手権(ディベート甲子園)」の地区予選・全国大会と同一の論題
で行います。この春季大会からいち早く取り組むことで、夏季大会での大きな
飛躍が期待できます。ふるってご参加ください。

 また、ご見学も大歓迎です。今大会は出場を見送られる学校の先生方、生徒
の皆さんも、ぜひお越しください。生の試合をご覧になることで、ディベート
の面白さを感じていただけると思います。お気軽にお越しください。

【第11回関東甲信越地区中学・高校春季ディベート大会】
-開催要項-

1. 主催: 全国教室ディベート連盟関東甲信越支部
2. 後援: 各ディベート関係団体、各都県教育委員会に申請予定
3. 協力: 成蹊大学
4. 開催期日:2010年3月20日(土)(高校の部のみ)、21日(日)

【3月20日(土)】
※この日は、高校の部のみ試合を行います。出場チーム数によって変更の可
能性があります。
08:30 受付
08:45 ジャッジミーティング
09:00 開会式
09:20 引率者ミーティング
09:30~10:40 予選リーグ第1試合
11:00~12:10 予選リーグ第2試合
12:10~12:50 昼食
12:50~14:00 予選リーグ第3試合
14:20~15:30 予選リーグ第4試合
15:50~17:00 予選リーグ第5試合
17:30~18:00 予選結果発表

【3月21日(日)】
08:45 (中学校の部: 受付)
09:00 受付 (中学校の部: 開会式)
09:00 ジャッジミーティング
09:20 引率者ミーティング
09:30~10:40 高校の部: 準々決勝 、中学校の部: 予選第1試合)
11:00~12:10 高校の部: 準決勝 、中学校の部: 予選第2試合)
12:10~12:50 昼食
12:50~14:00 高校の部: 3位決定戦、中学校の部: 予選第3試合)
14:10 決勝戦進出チーム発表
14:20~15:30 決勝戦
16:00~16:30 表彰・閉会式

5. 会場:成蹊大学9号館(東京都武蔵野市)
※JR中央線・京王井の頭線 吉祥寺駅下車
http://www.seikei.ac.jp/gakuen/access.html

6. 論題:中学・高校の部ともに、2010年度ディベート甲子園論題
(2010年2月下旬・読売新聞紙上発表予定)

7. 参加チームについて:
-関東甲信越地区以外の学校からもエントリーいただけます。
-同一校から何チームでも応募することが可能ですが、申し込みチームが多数
の場合は、複数チーム応募校から調整させて頂く場合があります。なお、同
一選手が複数のチームに所属することはできません。補欠(サプリメント)チ
ームとして、OB・OGによる、決勝への出場権を持たないチームが出場するこ
ともあります。

8. 大会ルール
全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)ルールを採用する。

9. 対戦方法と順位の決定
【高校・中学校の部】
原則として予選リーグ戦またはトーナメント戦を行い、決勝戦進出チームを
決定。詳細については、出場チーム数確定後に告知予定。

10. 表彰
中学校・高校の部門別に優勝・準優勝・3位・4位各1チーム(予定)、最優秀デ
ィベーター各1名、その他後援団体提供の賞を予定。4位までに入賞できなか
った全チームには、敢闘賞として賞状を差し上げます。

11. チームと引率教師
-1チーム4名での参加を原則とします(申し込み時は、全国大会同様に1チーム
6人まで登録可能)。但し、同一校内で4人チームが編成できないなどやむを得
ない場合は、ディベート甲子園ルールで規定されているように、1チーム2名
又は3名での参加を認める場合があります。、関東甲信越春季大会特設規定と
して複数校の生徒からなる混成チームによる参加を認める場合があります。
-複数チームエントリーの際は、どのチームも3人以上で構成するようにしてく
ださい。

-卒業式を終えた中学3年生は、高校の部・中学校の部どちらか一方にエントリ
ー可能です。高校3年生についても、高校の部にエントリーが可能です。
-各チームに引率者が1名つくようにしてください(複数チーム出場の場合、学
校に1名でも構いません。その場合は、引率教員数を申込書の所定欄にご記入
ください)。
-引率者は、教員でなくても構いません。但し、申込書に学校印を捺印するな
どして、引率者が学校長が認めた方だと分かるようにしてください。
-引率者は、原則として、主催者が指定する試合の司会及びタイムキーパーを
行っていただきます。

12. 登録料
全国教室ディベート連盟会員(引率者・出場団体・出場メンバーのいずれかに
会員が含まれる場合):3,000円(高校は4000円)
支部主催の公式大会初参加校:3,000円(高校は4000円)
非会員(初参加校を除く):5,000円(高校は6000円)
(いずれも1チームにつき、大会当日に支払い)

13.申し込み
参加申込書に記入の上、下記関東甲信越支部事務局までお申し込みください
(申込書は、関東甲信越支部ウェブサイト(http://nade-kanto.info/2012OED/)に掲載)
締め切りは、3月5日(土)(必着)。3月5日までに参加の旨と参加チーム数を届
け出ること。5日の段階で参加メンバーが確定していないチームは、12日(土)
までに確定の上、改めて届け出ること。

※大会運営の都合上、複数チーム参加校には、チーム数の調整をお願いする場
合がございます。あらかじめご了承ください。
※対戦組み合わせについては、主催者による責任抽選とさせていただきます。
対戦組み合わせは、大会当日に発表いたします。
※出場が決定したチームには大会1週間前をめどに出場決定通知を発送します。
※宿泊先については、特に主催者側で斡旋することはいたしませんので、各参
加チームにて手配をお願いいたします。
※決勝戦については、主催者側で録画/録音予定です。録画/録音したものはデ
ィベート普及の目的で、支部ウェブサイトで公開の他、DVDで配布、または
各種講座で活用させていただくことを予定しております。あらかじめ、その
旨ご了承ください。
※テレビ局/新聞社等による取材がなされる可能性がございます。その際には
開会式などでご案内いたしますが、ディベートの普及のために、ご協力いた
だきますようにお願いいたします。

<申し込み・問い合わせ先>
全国教室ディベート連盟関東甲信越支部
〒114-8574 東京都北区中里3-12-2
女子聖学院高校 筑田周一気付
Tel: 03-3917-2277(学校事務室) Fax: 020-4624-1650
E-mail: kanto@nade.jp

━★ 第13回関東甲信越地区中学・高校秋季ディベート大会アンケート ★━━

第13回関東甲信越地区中学・高校秋季ディベート大会にご参加いただきまし
て、ありがとうございました。当日会場で行ったアンケートにお書きいただい
た質問に、いくつか答えさせていただきます。

─────────
Q1.立論と第2反駁を同じ人が担当することはできないのですか?

A1. 現行の「全国中学・高校ディベート選手権ルール」(2009年2月7日改正)細
則には、「2名で試合に出場するチームは,立論と質疑を別の選手が担当し,
第1反駁と第2反駁を別の選手が担当することとします。」(A-5)「3名で試合に
出場するチームは,立論,第1反駁,第2反駁を異なる選手が担当し,第1反駁
もしくは第2反駁を担当する者が質疑を担当することとします。」(A-6)と規定
されています。
そのため、2人で出場するチームの場合、立論と第2反駁を1人が担当し、質
疑と第1反駁をもう1人が担当することが可能です。3人で出場する場合は、立
論と第2反駁を同じ人が担当することはできません。

Q2.コミュニケーション点の基準があいまいなのではないかと感じます。なか
には、議論の中身を採点しているのではないかと感じられる審判もいました。
基準を統一してほしいのですが。

A2.コミュニケーション点とは、ガイドライン1項に挙げられている要素(話し
方、スピーチの構成、スピーチの姿勢、スピーチの速度)などを総合し、分か
りやすいスピーチであったかどうかが評価されるものです。これは「勝敗とは
別に」(本則6条1項)採点されるものですので、その評価は議論の優劣とは直接
関係ありません。

しかし、このことは、コミュニケーションの評価において、議論の内容が全
く影響を与えないということではありません。議論の内容を加味して「コミュ
ニケーションが」評価されることは、勝敗と無関係にコミュニケーション点を
採点することと矛盾しません。一般的に、スピーチの分かりやすさは、話すス
ピードや活舌といった要素だけでなく、議論の中身に影響を受ける場合があり
うるからです。
具体的には、主張の打ち出し方が端的で分かりやすいことや、議論の構成が
すっきりしていること、理由付けがクリアであることなどは、聞き手として議
論を理解しやすくなりますから、その限度でコミュニケーション点が高く評価
される要素として機能するでしょう。逆に、相手の理由付けに対して的を射て
いない反論は、結果的にどのような趣旨でスピーチしているのかが分かりにく
くなりますし、相手との関係で適切なコミュニケーションとなっていない場合
もありますので、コミュニケーション点の評価にとって不利に扱われることも
あるでしょう。

Q3.今回の大会では証拠資料の引用が認められていませんでしたが、資料を用
いずに述べることのできる範囲とはどこまでなのでしょうか。

A3.今回の大会では、証拠資料の使用が禁止されていました。これは、書籍、
新聞、インターネットの記事などから、その内容を、そのまま引用することを
禁止したものです。ただし、これは、一般的な常識として受け止められている
内容を例示することを制限するものではありません。例えば、「憲法9条では
戦争放棄などがうたわれていますが…」などと説明することは可能でした。
ただし、今回の大会では、証拠資料を引用の明示(通常行っている「引用を
開始します」「引用を終了します」などの発言)をしないだけで、実際には資
料をそのまま読み上げているに過ぎないと受け止められても仕方のないスピー
チもあったようです。こういった行為は、今回の大会ルールの趣旨に反するも
のです。

では、なぜ今回は証拠資料の使用が禁止されていたのでしょうか。
まず、中学生、高校生であるディベーターのみなさんの日常に関する身近な
論題を、ディベーター自身の経験等をもとに語る機会としてほしいという主催
者(関東甲信越支部)の意図があります。
また、ディベートにおける証拠資料は主張を支える手段のひとつでしかあり
ません。普段の試合では証拠資料の有無にばかり目が行きがちですが、あえて
証拠資料の使用を禁止し、ディベーターが自分の言葉で考えることで、証拠資
料の影に隠れてしまっている、「なぜそう主張することができるのか」、「こ
の主張は何を前提に成り立っているのか」といった根拠や裏づけを意識するき
っかけにしていただこうという試みだったのです。
今年3月に実施される「第11回関東甲信越地区中学・高校春季ディベート大
会」や、来年夏の「第15回全国中学・高校ディベート選手権大会」(ディベー
ト甲子園)等では、証拠資料の引用が認められます。今回の経験をもとに、も
う一度「証拠資料の引用とは何か」をについてチーム内で議論を深めた上で、
準備を進めていただければ幸いです。
証拠資料の使い方や諸注意については下記の文書でも詳しく解説しておりま
す。参考にしてください。
http://nade.jp/koshien/evidence.pdf
──────

たくさんのご意見、ご感想をいただきありがとうございました。ここでご紹
介できなかったものについても、今後の大会運営の参考にさせていただきます。
2010年も、全国教室ディベート連盟関東甲信越支部の活動に温かいご支援を
ろしくお願いいたします。

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